【トリガー考察】強化レーダーの能力予想
初めにレーダーの能力についておさらい
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レーダーは戦闘体に標準装備の”基本トリガー”の一つ。
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使用中はトリオンを消費する。
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精度を調節することができて、精度を高めるとよりトリオンを消費する。
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高度の情報は low 表示なし high の3つのがあると思われる。
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バックワーム中などの、ステルス状態の目標は表示されない。
強化レーダーの能力予想
強化される要素は何か考えられるものとして下の4つがあります。
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トリオン消費の効率がよくなる
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探知距離が長くなる。
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高度の詳細な情報が知れる。
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ステルス状態の目標でも探知できる。
まず1.ですが、これは可能性が低いと思っています。
単純に効率が良いだけなら時間制限のあるランク戦で使用する必要はないです。
2〜4のいずれかと組み合わせも考えられます。ただ当たり前ですが能力が強化されるにもかかわらず、トリオン消費が減るということは考えにくいです。
次に2.
これも可能性が低いと思っています。
ランク戦でも、他の戦闘でも通常のレーダーで十分目標を探知できていて、それほど不便なものではないと思います。
3.これはかなり可能性が高いと思います。
強化レーダーを装備している隊員のポジションはスポッターです。
これまでの解説で、壁抜き狙撃は、「レーダーに高度情報が表示されないため難しい」と説明されています。
スポッターというポジションが現実世界でスナイパーの補佐(目標の捜索、距離の測定など)であることを考えると、スポッターの支援があることでスナイパーは壁抜き狙撃などのレーダー頼りの精密な射撃ができるようになるというのは十分あり得る話です。
4.この可能性もかなり高いと考えてます。
根拠として、空閑遊真と三輪隊の戦闘中の奈良坂の発言があります。
「やつは一度もこちらを見ていない、探知を受けた反応もない。」
この時2人はバッグワーム着ており、本来なら探知される心配はしないはずです。この時遊真のトリガーは未知のものなのでバッグワーム中であっても探知されると考えた、ともとれますが、そうであったとしても、探知を受けた反応が返ってくる保証はありません。実際遊真のエコーは相手に知られることなく探知できます。
(スナイパーのいる位置まで探知で切るとは限りませんが)※訂正3/9
つまりこの発言は、ボーダーにはバッグワーム中でも探知でき、探知された人はそれを認識できる、というトリガーがあることを示唆していると言えます。現実のレーダーと同じように、ステルス状態でも探知できる強力なレーダーであり、それを使えば相手に知られるのではないでしょうか。
結論
詳細な高度がわかる。
バッグワームをした敵でも探知できる。
という性能になると思います。
具体的な例
バッグワーム中でも探知できる例として、空閑遊馬のトリガーの『響』(エコー)のような機能が考えられます。
BBF Q168より エコーの効果
トリオンの微弱な波動を発して、周囲の地形や生物、トリオン構造物の位置や距離、形状を知ることができます。
ボーダーのレーダーよりも詳細に情報を得ることができるようです。
追記3/10
補足(想像)
まあ、簡単に言ってしまうと、普通のレーダーは捜索レーダー。
強化レーダーは射撃管制レーダーということなんじゃないでしょうか。
捜索レーダーはおおよそ2次元レーダーで、射撃管制レーダーはより詳細な目標の情報を得るものなので、大体あっているかなと思います。
現実の射撃管制レーダーは探知できる範囲が広いわけではないので、この強化レーダにもそんな感じの制約があるかもしれないです。
この性能なら、装備者が少ないことも納得できます。攻撃してくるトリオン兵は基本的にすべて普通のレーダーで探知可能ですし、わざわざ壁抜き狙撃をする必要もないので、防衛戦では特殊な状況でしか使えないでしょうし、ランク戦でもこのトリガーだけで点を取るのは難しいと思いますね。少し妄想としては、視界が悪いときに飛んでいる目標を狙撃するには向いているトリガーかもしれないです。
補足2(ネタバレ注意)
単行本第25巻のカバー裏、尼倉の解説部分で「強化レーダーでバッグワームをちょこちょこ無効化してくる狙撃手の天敵。」として紹介された。